パレート(2:8)の法則
「物事を構成する要素が全体に占める割合には偏りがあり、複数要素のうち一部で全量の大部分の割合が占められている」――これはイタリアの経済学者パレートが語った「寡占」に関する言葉です。例えば「この社会の富の8割は、2割の富裕層によって占められている」などというときに使われます。
パレートの法則は主に、マーケティング・営業・人材育成に応用できます。例えば「売り上げの8割は全顧客の中の2割が占めている」「売り上げの8割は全体の中の2割の商品が占めている」「全営業社員の中の2割が売り上げの8割を上げている」というもので、上位2割に力を入れるほうが効果的だとする考え方です。