●ハインリッヒ(1:29:300)の法則
仕事にミスは付きものです。しかしミスも積み重なれば取り返しの付かない大事故にエスカレートすることがあります。そうした労働災害を経験的に示すのが、ハインリッヒの法則です。これは、重大な事故:軽微な事故:ヒヤリとする出来事が1:29:300の割合で発生しているというものです。
また、これらは重層的であり、1つの大事故の裏には29件の軽微な事故が起きており、29件の軽微な事故の裏に300件のヒヤリとする出来事が隠れていることを示しています。
ヒヤリとした出来事が起きてから数日は気をつけるものですが、しばらくすると忘れてしまいがちです。それが積み重なると、軽微な事故や大事故につながります。ヒヤリとした出来事の段階で危険の芽を摘んでおくことが大切です。